気の澄む生き方デザイン

職"食”住の価値観を一致させ気の澄むよう生きてゆく essential_living_design を叶える 「在り方」ライフデザインや御守りマネタイズなどを伝えています 自身も陣馬山中に住みながらこれからの生き方在り方を提唱

オーガニックな「在り方」ビジネス講座 二期生の声 vol.3「糧:food」を仕事にしたい

 

 受講生の声 連載vol.3は

講師である 塚本サイコの本道でもある「食」の分野を

目指す女性たちの 声をお届けします!

 

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みなさん、こんにちは。

塚本サイコ

オーガニックな「在り方」ビジネス講座 事務局です。

 

講座最終日、マイプロジェクト発表を終えた

二期生のみなさんにお話をうかがってレポートしています。

今回は「糧:food」を仕事にしようと決めた3人。

 

サイコさんが音楽家からカフェ女将へ

さらにパンクでオーガニックな食の活動家へ

という経歴の持ち主であることから

カフェ、食、農、オーガニックなどのキーワードに

ピンときて参加してくださる方も多いようです。

 

お金のためじゃない

でも、続けるお金は必要

 

立ち止まってしまいがちなところですが

この講座では、マネタイズについても時間をかけます。

 

期限までに、自分で具体的な数字を出してみること。

提出や発表に向けて、目に見えるかたちで表現すること。

 

みなさんはプレッシャーを上手に利用して

サイコさんのアドバイスを受け、練り上げていかれたようです。

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S.Nさん

カフェを営んでいたS.Nさんは

ある日、お客さんとして来店したサイコさんと話し

オーガニックを妥協なしに貫いている姿勢に興味を持ちました。

 

「サイコさんみたいな熱いものが必要だと感じました。

でも、なかなか動けなくて。自営業なのに、カフェが好きなのに、

続けていくために妥協しなくてはいけない。

どこかで、もっと自分らしくなりたいな、という想いがありました」

 

S.Nさんがなかなか動けないと感じていたのは、

2年前から小売をはじめたオリジナルの生姜シロップのこと。

講座がはじまると、生姜シロップについて徹底的に

考え続ける日々がはじまりました。毎回、課題が出て、

次の受講日までの1ヶ月で、自分の軸、コンセプト、

マネタイズなどについて、言葉と数字で

どんどん具体的にまとめて発表しなければなりません。

自分自身の体の冷えが改善されたという体験は本物なのに、

「体にいい」「病気が治った」と謳うことはできず、差別化に悩みました。

 

「同じ商品である場合、人とのちがいは?」というサイコさんの問いに対して

あるとき、「心が変わった」という体験を伝えることはできる、と気づきます。

 

「自分の内から答えが出てくるまで考え続ける生活がよかったです。

仕事から家に帰る途中のカフェに立ち寄り、

考える時間を意識してつくりました。もし受講していなかったら、

生活のことだけで毎日が終わっていたと思います」

 

考え続ける“環境”から答えをみつけたS.Nさんは、

カフェから物販へというハードルも、

まずラベルや発送の手順などを決めてかたちにし、

物販の“環境”をつくることで自分らしく飛び越えていこうとしています。

 

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ご自身の大きな試練も経てのCallingを確かに感じさせてくれました。すでに「使命」を携えている人、だけれども、そのことを伝えることへの躊躇・・・、それを乗り越える勇気を おのずから 導き出してくれました。

K.Kさん

ローチョコレート、チョコレートパック

ハンドトリートメントのデモンストレーション

ワークショップ、セッション、上映会……

 

全員においしいローチョコレートがふるまわれ

ノートを片手にはじまったK.Kさんの発表は

実に具体的で細やかなプランがたくさん。

プランニングが得意なんですか、と訊くと

 

「逆なんです。苦手だから今までうやむやにしていたところを、

揺り動かされました。もう、うやむやにしない、と目が覚めて、

現実的に踏み込めるようになりました。

今までマッサージの仕事をしてきて、目に見えない想いや概念を

どう伝えるかは難しいと感じていたし、

4ヶ月では無理じゃないかと思っていたのに、

大きく変わりました」

 

ちょっと変わったチョコレートのセラピー。

さまざまなアイディアやプランは

情報収集のように外を見て生まれた偶然ではなく

「自然を活かしたセラピスト」

「手から伝わるもの」「手仕事を通じて場をつくる」

「人はなぜ甘いものを好むのか」など

どれもK.Kさんの軸としっかりつながっていて

内側の深いところから生まれた必然のようでした。

 

「サイコさんには、すごく大きな包容力と鋭い指摘の両面があり、

安心して深いところまで話せました。

だからこそ、自分でも気づいていないことに気づかされ、

自分のなかから答えが導き出されたと思います」

 

竹内悦子さん

伊豆から八王子へ、時間をかけて通ってくださった悦子さん。

前職のご縁で豆乳発酵クリームの販売を

「自宅でやってみたら」と声がかかり

ビジネスのことを学ぼうと参加されました。

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まず、愛する商品ありき での受講だった竹内さんですが 講座を受けている途中から その商品の製造についてが 外的要因から変化をしていくことに・・・ そんな劇的な変化の中でも ブレずにその商品を愛し続け、自分なりに存続・継続して世に広めていく方法を見出されました。ある意味、どの受講者よりも「強くしなやかだった」とも言えます。あっぱれ。

 

「ついていけるかな……と心配していたとおり、

最初はみなさんとのギャップに落ち込みました。

ずっと迷いながらも、ここに来るとみなさんのポジティブな

雰囲気に引き上げられるので、なんとか今日まで通うことができました」

 

悦子さんのお話は、葛藤も不安もストレート。

気づくといつの間にか、その率直な語りに引き込まれています。

 

「自分にはどうにもできないという気持ちが大きくなっていて、

ついに3回目のとき、話しながら泣いてしまいました。

そのときにサイコさんが『迷うのもわかる』って、

そういうだめだめな私を受け容れてくれました。

そうしたらほっとして、現状は現状で認めようと。

声をかけてもらったけれど、本当にこれが自分のやりたいことなのか、

というほうに考えが向きました。」

 

そして、1年以内に試食会を開こうと決まったのは、マイプロジェクト発表前日。

 

「試食用の豆乳発酵クリームを用意していたら気持ちが落ちついて、

『やっぱり食べてもらいたいな』と思いました。

言葉はいくらでもあるけれど、言葉よりも味わってもらいたい。

試食会にすれば詳しく説明できるし、体感してもらえる。

豆乳発酵クリームという商品そのものを自分の力で

変えることはできないけれど、

つなげていくためには少人数でもいいから試食会を続けて、

ゼロにしてしまわないことが重要だなって」

 

レアチーズケーキのような柑橘の風味、

和食にも合いそうな海苔、胡麻、パンと相性のよいナッツ系……

お皿には何種類ものアレンジされた豆乳発酵クリームが並び、

悦子さんのやさしい気持ちが伝わってくるようでした。

 

 

さて。2期生の声も、あとおふたりです。

 

vol.4「場:education」を仕事にしたい